レンタルWiFiの通信速度は、速度測定サイトやアプリを使って測定できます。測定時は、WiFiルーターとの距離、接続する周波数帯、時間帯、接続台数をそろえることが大切です。
レンタルWiFiの通信速度を測定する方法
スマートフォンやパソコンをレンタルWiFiに接続し、通信速度測定サイトを開いて測定します。代表的な測定項目は、ダウンロード速度、アップロード速度、Ping値です。
- スマートフォンまたはパソコンをレンタルWiFiに接続する。
- 動画の再生や大容量ファイルのダウンロードなど、通信を使うアプリを停止する。
- 速度測定サイトまたは測定アプリを開く。
- 同じ場所で2〜3回測定する。
- 測定結果のダウンロード速度、アップロード速度、Ping値を記録する。
1回だけの結果は一時的な電波状況に左右されることがあります。複数回測定し、極端な数値ではなく、おおよその傾向を見ると判断しやすくなります。
測定結果で確認する3つの数値
| 項目 | 意味 | 影響する利用例 |
|---|---|---|
| ダウンロード速度 | データを受信する速さ。単位はMbpsなど | Webサイトの表示、動画視聴、ファイルの受信 |
| アップロード速度 | データを送信する速さ。単位はMbpsなど | 写真や動画の送信、ビデオ会議、ライブ配信 |
| Ping値 | 通信の応答にかかる時間。単位はms | オンラインゲーム、ビデオ会議、遠隔操作 |
一般に、ダウンロード速度とアップロード速度は数値が大きいほど高速です。Ping値は数値が小さいほど、操作に対する反応が速い傾向があります。
ただし、必要な通信速度は利用目的によって異なります。Web閲覧だけの場合と、高画質動画の視聴や複数台での同時利用では、必要な速度が変わります。
速度測定サイトとアプリの使い分け
手軽に測定したい場合は、ブラウザで利用できる速度測定サイトを使います。アプリをインストールできる場合は、同じアプリで時間帯や場所を変えて測定すると、結果を比較しやすくなります。
測定サービスによって、接続先のサーバーや測定方法が異なるため、結果が完全に一致するとは限りません。異なるサービスの数値を比べるより、同じサービスで条件をそろえて変化を確認するほうが、レンタルWiFiの状態を判断しやすくなります。
正確に測定するための条件
測定結果を比較する場合は、次の条件をできるだけそろえてください。
- 同じスマートフォンやパソコンを使う
- 同じ速度測定サイトまたはアプリを使う
- ルーターからの距離と場所をそろえる
- 測定中は他の端末の通信を止める
- VPNや大容量ダウンロードを停止する
- 同じ周波数帯で接続する
- 複数回測定する
測定端末の性能やWiFi機能も結果に影響します。レンタルWiFiそのものの性能を確かめたい場合でも、端末側が古いと実際より遅く表示される可能性があります。
測定場所を変えて比較する
まずルーターの近くで測定し、その後、実際に使う部屋や場所で測定します。近くでは速いのに離れると遅くなる場合は、ルーターとの距離や壁などが電波状況に影響している可能性があります。
レンタルWiFiを屋外で使う場合は、建物内、屋外、移動中など、実際の利用場所でも測定すると判断材料になります。測定場所が変わると、携帯電話回線の電波状況も変わるためです。
2.4GHzと5GHzを分けて測定する
ルーターが2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応している場合は、それぞれに接続して測定します。5GHz帯は一般に高速になりやすい一方、壁や距離の影響を受けやすく、2.4GHz帯は遠くまで届きやすい一方で、周辺のWiFi機器などの影響を受けることがあります。
周波数帯の表示名や切り替え方法は、レンタルWiFiの機種によって異なります。SSIDが分かれている場合は、接続先を変えて同じ場所で測定してください。
時間帯を変えて測定する
レンタルWiFiの通信速度は、同じ場所でも時間帯によって変わることがあります。特に、利用者が多い時間帯は通信が混雑し、速度が低下する場合があります。
利用する時間が決まっている場合は、その時間帯に測定するのが適切です。時間帯による変化を確認したい場合は、たとえば次のように測定します。
- 午前中
- 日中
- 夕方から夜
- 深夜や早朝
測定時刻、場所、接続端末、測定結果をメモしておくと、速度が落ちる条件を比較できます。1回の測定だけで、レンタルWiFi全体の通信性能を判断しないようにしましょう。
通信速度が遅いときの確認手順
速度が期待より遅い場合は、次の順番で原因を切り分けます。
- レンタルWiFiに接続している他の端末の通信を停止する。
- ルーターと測定端末を近づけて、同じ測定を行う。
- 2.4GHz帯と5GHz帯を切り替えて測定する。
- ルーターと測定端末を再起動する。
- 別の時間帯や別の場所でも測定する。
- レンタル会社の通信制限や利用条件を確認する。
ルーターの近くでも複数回にわたって遅い場合は、電波の弱さだけでなく、利用場所の回線混雑、端末の問題、通信制限なども考えられます。ただし、測定結果だけで原因を特定できるとは限りません。
測定時に注意したいこと
速度測定では、通信データを使います。レンタルWiFiに月間容量や1日単位の容量制限がある場合、何度も測定すると利用可能なデータ容量を消費する可能性があります。
また、レンタルWiFiの仕様に記載されている最大通信速度は、理想的な条件での数値です。実際の速度は、利用場所、時間帯、電波状況、接続端末、周囲の通信状況などによって変わります。
測定結果が仕様上の最大速度に届かないことだけで、故障とは判断できません。実際の利用でWeb閲覧、動画視聴、ビデオ会議などに支障があるかも合わせて確認してください。
レンタルWiFiの通信速度を測定するときの判断ポイント
最初に、実際に使う端末をレンタルWiFiへ接続し、利用場所と時間帯をそろえて2〜3回測定します。そのうえで、ダウンロード速度、アップロード速度、Ping値を記録してください。
近い場所では速いのに利用場所で遅いなら、距離や壁などの影響が考えられます。場所を変えても時間帯を変えても遅い場合は、通信混雑や端末、契約上の通信制限を確認するのが次の手順です。







