海外レンタルWiFiは複数国で利用できる?

海外レンタルWiFiは複数国で利用できる?

海外レンタルWiFiは、複数国で利用できる場合があります。ただし、1台のWiFiルーターをそのまま使えるかは、契約プランの対応国、利用期間、国境をまたぐ移動への対応によって決まります。国ごとのプランを別々に申し込む必要がある場合もあるため、予約前に確認が必要です。

複数国で使える海外レンタルWiFiの主なタイプ

複数国で利用できるレンタルWiFiには、主に「周遊プラン」と「国別プラン」があります。

タイプ 利用方法 向いている人
周遊プラン・地域プラン 対象エリア内の複数国で、同じルーターを使う ヨーロッパ周遊やアジア周遊など、複数国を移動する人
国別プラン 1か国ごとに対象プランを申し込む 訪問国が少ない人、特定の国だけで使う人
複数国対応の通常プラン 契約中に対象国へ移動すると、現地の回線へ接続する 国境を越える日程が決まっている人

周遊プランであっても、すべての国が対象とは限りません。国名が対象エリアに含まれているか、対象国ごとの通信容量や速度制限がないかを確認してください。

複数国で使えるか確認するポイント

予約前には、次の項目を確認すると、現地で通信できないトラブルを避けやすくなります。

利用する国がすべて対象エリアに含まれているか

旅行先が2か国であっても、片方の国だけが対応していると、対象外の国では利用できません。経由地で空港の外に出る場合や、陸路で国境を越える場合は、その国も確認が必要です。

特に「ヨーロッパ対応」「アジア対応」のような地域名だけで判断せず、利用予定の国が対象国一覧に載っているかを確認しましょう。

国を移動したときに自動で接続が切り替わるか

複数国対応のWiFiでも、国境を越えた後に自動で現地回線へ切り替わるタイプと、端末の再起動や設定変更が必要なタイプがあります。

切り替え方法が案内されている場合は、出発前に確認しておきます。接続先を手動で選ぶ必要がある場合、現地で操作するための説明書やサポート窓口も確認しておくと安心です。

通信容量が国ごとに分かれているか

通信容量の扱いは、サービスによって異なります。複数国で合計容量を共有する場合もあれば、国ごとに1日あたりの容量が設定されている場合もあります。

たとえば、合計10GBのプランなら、ある国で多く使うと次の国で使える容量が減る可能性があります。一方、1日ごとの容量制限があるプランでは、国を移動しても1日単位の上限が変わらないことがあります。

利用期間が旅行全体をカバーしているか

レンタル期間は、通常、出発日から帰国日までの旅行全体で申し込みます。国ごとに滞在日数が違っても、複数国対応の1台を使う場合は、ルーターを返却するまでの期間が対象になるか確認してください。

深夜便や日付をまたぐ移動では、利用開始日・返却日・課金日数の数え方が分かりにくいことがあります。申し込み画面で表示される利用日数と、実際に必要な日数が一致しているか確認しましょう。

国を移動するときの使い方

対応国を移動する場合は、次の順番で準備すると確認漏れを減らせます。

  1. 旅行日程に含まれる国をすべて書き出します。乗り継ぎだけの国でも、空港の外へ出るなら対象に含めます。
  2. レンタルWiFiの対象国一覧と照らし合わせ、すべての国が含まれているか確認します。
  3. 周遊プランか国別プランかを選び、通信容量・速度制限・利用期間を確認します。
  4. 国境を越えた後の接続方法を説明書や利用案内で確認します。
  5. 最初の国でWiFiに接続し、通信できることを確認します。
  6. 次の国へ移動した後、端末の電源やWiFi接続を確認し、必要なら再起動します。

国を移動した後に接続できない場合は、WiFiルーターの電源、スマートフォンのWiFi設定、対象国、通信容量の残量を順番に確認します。設定を変更しても通信できない場合は、レンタル会社のサポート窓口へ連絡します。

複数国利用では追加料金がかかる?

複数国で使う場合の料金は、プランの仕組みによって異なります。周遊プランの料金に含まれる場合もあれば、国別プランを追加することで料金が増える場合もあります。

また、次の費用が別に設定されていることがあります。

  • 端末のレンタル料金
  • 通信プランの料金
  • 補償オプションの料金
  • 受取・返却手数料
  • 延長料金
  • 端末の紛失・破損時の費用

複数国利用だから必ず追加料金が発生する、または追加料金がかからないとは限りません。比較するときは、旅行全体の日数と必要なオプションを含めた合計額で確認してください。

複数国で使う場合に注意したいケース

対象国が同じ地域でも通信条件が異なる

同じ地域プランに含まれていても、国によって利用する通信回線や通信速度が異なることがあります。混雑時の速度制限や、動画視聴など特定の通信の制限が設定されていないか確認しましょう。

国境付近で回線が切り替わりにくい

国境付近では、端末が前の国の回線をつかんだままになることがあります。通信できないときは、WiFiルーターやスマートフォンを再起動すると改善する場合があります。ただし、再起動で必ず解決するとは限りません。

対象外の国を経由する

飛行機の乗り継ぎだけなら通信を使わないこともありますが、空港の外へ出る場合や、船・鉄道・車で移動する場合は、経由する国の対応状況も確認が必要です。

国ごとに別の端末が必要になる

国別プランしか用意されていない場合、複数の端末を借りることや、国ごとにプランを切り替えることがあります。端末の受け渡しが必要になるか、1台で利用できるかを申し込み前に確認してください。

海外レンタルWiFiと海外SIM・eSIMの違い

複数国を移動する場合、海外レンタルWiFiだけでなく、海外SIMやeSIMも選択肢になります。

比較項目 海外レンタルWiFi 海外SIM・eSIM
利用する端末 レンタルしたWiFiルーター 対応するスマートフォンなど
複数人での利用 複数台を接続しやすい 端末ごとに設定が必要なことがある
設定 スマートフォンをWiFiへ接続する SIMの交換や通信設定が必要
確認が必要な条件 対象国、通信容量、返却方法 端末の対応状況、SIMロック、対象国

複数人で同時に通信したい人はレンタルWiFiが向きやすく、荷物を増やしたくない人や自分のスマートフォンだけで使いたい人は、対応する海外SIM・eSIMも比較するとよいでしょう。どちらを選ぶ場合も、訪問国がすべて対応しているかの確認は必要です。

海外レンタルWiFiを複数国で使うときの結論

海外レンタルWiFiは、複数国対応の周遊プランや地域プランを選べば、1台を持って国を移動しながら使える場合があります。ただし、対象国、通信容量、利用期間、回線の切り替え方法、追加料金はサービスごとに異なります。

まず旅行先と経由地をすべて書き出し、各国が対象エリアに含まれるかを確認してください。そのうえで、旅行全体の日数と必要な通信容量を設定し、国別プランと周遊プランの料金・条件を比較すると、自分に合うプランを判断できます。