海外レンタルWiFiがインターネットに接続できれば、基本的にGoogleマップは使えます。スマートフォンをレンタルWiFiへ接続すると、現在地の確認、目的地の検索、経路検索、地図の表示などが可能です。ただし、国や地域による通信制限、通信障害、データ容量の上限によって使いにくくなる場合があります。
海外レンタルWiFiでGoogleマップを使う仕組み
Googleマップは、スマートフォンの位置情報機能とインターネット通信を組み合わせて利用します。海外レンタルWiFiは、スマートフォンにインターネット回線を提供する役割を担います。
- 位置情報機能:GPSなどを使って現在地を確認する
- レンタルWiFi:地図データの読み込みや検索、経路案内に必要な通信を行う
- Googleマップ:現在地と地図情報を組み合わせて表示する
そのため、レンタルWiFiに接続できていて、渡航先でGoogleのサービスが通常どおり利用できるなら、普段と同じようにGoogleマップを使えます。
海外レンタルWiFiでできること
通信できる状態なら、次のような機能を利用できます。
- 現在地の表示
- 施設名や住所の検索
- 目的地までの経路検索
- 徒歩、車、公共交通機関などのルート確認
- 店舗の営業時間や口コミなどの情報確認
- 地図の拡大・縮小、周辺施設の検索
ただし、施設情報や営業時間、公共交通機関の経路は、Googleマップに登録されている情報の更新状況や現地の対応状況によって異なります。地図が表示できても、すべての情報が正確・最新とは限りません。
Googleマップが使えない、または使いにくい主な原因
レンタルWiFiに接続できていない
スマートフォンのWiFi設定がオンでも、レンタルWiFi本体が起動していなかったり、接続台数の上限に達していたりすると通信できません。Googleマップを開く前に、レンタルWiFiの画面で接続状態を確認してください。
通信容量や速度に制限がある
レンタルWiFiのプランによっては、1日あたりの通信容量や、一定量を超えた後の速度制限が設定されています。地図の表示や検索だけなら大量の通信になりにくいものの、写真や動画、他のアプリの自動更新を使うと容量を消費しやすくなります。
国や地域によってGoogleサービスが制限されている
渡航先によっては、Googleマップを含むGoogleのサービスへのアクセスが制限されている場合があります。この場合、レンタルWiFiを契約していても、通常どおり利用できるとは限りません。
特定の国で使えるかどうかは、レンタルWiFi会社の対応国だけでなく、現地の通信環境やサービス制限も関係します。渡航前に、利用予定の国でGoogleマップが使えるかをレンタルWiFi会社と公式情報で確認してください。
スマートフォンの位置情報がオフになっている
通信できていても、スマートフォンの位置情報がオフだと現在地を正しく表示できないことがあります。Googleマップの位置情報の利用を許可し、端末の位置情報設定もオンにします。
屋内や地下で現在地を取得しにくい
GPSは、建物の中、地下、トンネル、周囲に高い建物が多い場所などでは、現在地の取得に時間がかかったり、位置がずれたりすることがあります。これはレンタルWiFiの問題とは限りません。
通信できないときはオフラインマップを使える
Googleマップには、事前に地図を保存しておき、通信できない場所でも一部の地図を確認できる「オフラインマップ」機能があります。通信障害や容量制限に備えるなら、出発前に渡航先の地図を保存しておくと安心です。
オフラインマップを保存する手順
- 日本国内など、安定したインターネットに接続する。
- Googleマップを開き、Googleアカウントにログインする。
- 渡航先の都市名や地域名を検索する。
- 検索結果の地域名やプロフィール画像から、オフラインマップの項目を開く。
- 保存する範囲を指定し、地図をダウンロードする。
- 現地で通信を切った状態でも、保存した地域の地図が表示できるか確認する。
オフラインマップでは、保存した範囲の地図を確認できます。ただし、通信がない状態では、最新の交通状況、リアルタイムの公共交通機関情報、地図に登録されていない新しい情報などを取得できません。また、機能の対応範囲は地域やアプリの仕様によって異なります。
出発前に確認すること
海外レンタルWiFiでGoogleマップを確実に使いたい場合は、次の順番で準備します。
- 渡航先がレンタルWiFiの対応国・地域に含まれているか確認する。
- Googleマップを最新版に更新し、ログイン状態を確認する。
- スマートフォンの位置情報と、Googleマップの位置情報利用をオンにする。
- 渡航先のオフラインマップをダウンロードする。
- 自宅などでWiFiに接続したまま、目的地の検索と経路表示を試す。
- レンタルWiFiの接続方法、通信容量、速度制限、充電方法を確認する。
現地では、レンタルWiFi本体とスマートフォンの両方の電池が必要です。長時間移動する場合は、モバイルバッテリーを用意し、地図を見ないときは画面を消すと電池を節約できます。
レンタルWiFiと海外SIM・eSIMの違い
Googleマップを使う目的だけであれば、海外レンタルWiFiでも海外SIM・eSIMでも、インターネットに接続できれば基本的な機能は利用できます。選び方は、通信を使う人数や端末の数で変わります。
| 比較項目 | 海外レンタルWiFi | 海外SIM・eSIM |
|---|---|---|
| 複数端末での利用 | 1台で複数の端末を接続しやすい | 端末ごとに契約や設定が必要になる場合がある |
| 利用開始の準備 | 端末の受け取りや返却が必要 | 対応端末ならオンライン設定できる場合がある |
| スマートフォンの設定 | WiFi接続が中心 | SIMやモバイル通信の設定が必要 |
| 注意点 | 本体の充電と持ち運びが必要 | 端末の対応状況やSIMロックの確認が必要 |
家族や同行者と通信を共有したいならレンタルWiFi、1台のスマートフォンだけで使い、荷物を減らしたいなら対応する海外SIM・eSIMが候補になります。ただし、どちらを選んでも、渡航先の通信状況やサービス制限の影響は受けます。
結論:海外レンタルWiFiでGoogleマップは使えるが、事前準備が必要
海外レンタルWiFiに接続でき、渡航先でGoogleマップが利用できる環境なら、現在地の確認や目的地検索、経路案内を使えます。
一方で、通信障害、位置情報の設定、通信容量の上限、国や地域によるサービス制限があるため、出発前にオフラインマップを保存し、現地で使えるかを確認しておくことが重要です。最初に、渡航先の対応状況と通信条件を確認し、次に地図のダウンロードと動作確認を行ってください。







