海外レンタルWiFiでも、LINE通話は基本的に利用できます。LINE通話は携帯電話回線ではなくインターネット通信を使うため、レンタルWiFiに接続し、通信できる状態なら音声通話やビデオ通話が可能です。
ただし、現地の通信環境やレンタルWiFiの利用制限によって、つながりにくい、通話品質が低下する、利用できない場合があります。
海外レンタルWiFiでLINE通話ができる仕組み
LINE通話は、LINEアプリを使ってインターネット経由で音声や映像を送受信します。海外レンタルWiFiは現地のモバイル通信回線に接続してインターネット環境を作るため、スマートフォンがWiFiにつながっていればLINE通話を利用できます。
通常の携帯電話番号を使う国際電話とは異なり、LINE通話には通話料金がかかりません。ただし、レンタルWiFiの利用料金と、通信量に応じたデータ通信が発生します。
利用できるLINE通話の種類
海外レンタルWiFiでは、インターネット接続が安定していれば、次の機能を利用できます。
- LINEの音声通話
- LINEのビデオ通話
- 複数人でのグループ通話
- 通話中のメッセージ送受信
音声通話よりもビデオ通話やグループ通話のほうが通信量が多くなりやすく、回線速度の影響も受けやすい傾向があります。通話中に映像が止まる場合は、カメラをオフにして音声通話へ切り替えると改善することがあります。
LINE通話ができない、途切れる主な原因
海外レンタルWiFiを使っていても、次のような条件ではLINE通話が安定しないことがあります。
現地の電波が弱い
地下、建物の奥、山間部、移動中などでは、レンタルWiFiが現地の携帯電話回線を十分に受信できないことがあります。WiFiの電波がスマートフォンに届いていても、レンタルWiFi本体がインターネットに接続できていなければLINE通話はできません。
通信速度が不足している
接続する利用者が多い場所や、通信制限がかかった状態では、音声が遅れたり、通話が切れたりする可能性があります。動画の再生や大容量ファイルのダウンロードを止めると、通話に使える通信を確保しやすくなります。
サービスやネットワークの利用制限がある
国や地域、通信事業者、レンタルWiFiのプランによっては、特定のアプリやインターネット通話が制限される場合があります。利用できるかどうかを確実に判断するには、申し込み前にレンタルWiFi会社の対象国ページと利用規約で「LINE通話」「IP電話」「アプリ通話」などの制限を確認してください。
情報が記載されていない場合は、利用できると決めつけず、レンタルWiFi会社へ問い合わせる必要があります。
出発前と現地で確認する手順
LINE通話を使う予定がある場合は、次の順番で準備すると接続トラブルを減らせます。
- 出発前に、レンタルWiFiの対象国、通信制限、アプリやIP電話の利用制限を確認する。
- 日本国内でLINEアプリを最新版に更新し、通話相手が友だちリストに登録されているか確認する。
- 現地でレンタルWiFiの電源を入れ、案内されたSSIDとパスワードでスマートフォンを接続する。
- スマートフォンのWiFi表示を確認し、ブラウザでWebページを開いてインターネット接続を確認する。
- LINEを起動して、短時間の音声通話を試す。
- 音声が途切れる場合は、場所を移動し、他の端末の通信や動画再生を止めてから再接続する。
スマートフォンのモバイルデータ通信やデータローミングをオフにしておくと、意図せず海外の携帯電話回線を使うことを防ぎやすくなります。ただし、設定方法は端末によって異なるため、出発前に自分の機種の設定画面を確認してください。
LINE通話と通常の電話の違い
| 項目 | LINE通話 | 通常の電話 |
|---|---|---|
| 通信方法 | インターネット通信 | 携帯電話回線 |
| 必要なもの | LINEアプリ、通信環境、LINE利用者同士のアカウント | 電話番号、携帯電話回線 |
| 海外レンタルWiFiとの関係 | WiFi接続中なら利用可能 | レンタルWiFiだけでは通常の電話はできない |
| 料金 | LINE自体の通話料はかからないが、通信料金は必要 | 契約や通話先によって国際電話料金などが発生する場合がある |
海外レンタルWiFiが提供するのは、基本的にインターネット接続です。レンタルWiFiに接続しただけで、日本の携帯電話番号を使った通常の電話が無料になるわけではありません。
LINE通話を使うときの注意点
通信量に注意する
LINE通話はデータ通信を使うため、利用時間が長いほど通信量が増えます。特にビデオ通話やグループ通話は音声通話より通信量が多くなりやすいので、データ容量に上限があるプランでは注意が必要です。
長時間の通話を予定している場合は、申し込み時にデータ容量や通信制限の条件を確認し、必要に応じて大容量プランを選びます。具体的な通信量は、LINEアプリのバージョン、映像の有無、通信環境などで変わるため、一律の数値だけで判断しないほうが安全です。
相手側にも通信環境が必要
自分が海外レンタルWiFiにつながっていても、通話相手のスマートフォンがインターネットに接続されていなければLINE通話はできません。相手側もWiFiやモバイルデータ通信を利用できる状態にしておく必要があります。
緊急連絡にはLINEだけを頼らない
LINE通話は、通信障害やアプリの制限によって利用できないことがあります。また、現地の緊急通報番号へ確実につながるとは限りません。旅行先の緊急通報の方法や宿泊先の連絡先を、オフラインでも確認できるように準備しておくと安心です。
海外レンタルWiFiでLINE通話を使うための判断
既存のLINEアカウントで、通話相手もLINEを利用しており、レンタルWiFiの対象国でインターネット通話が制限されていなければ、LINE通話を使える可能性は高いと判断できます。
申し込み前には、対象国だけでなく「LINE通話などのアプリ通話が使えるか」「データ容量や通信制限はどうなっているか」を確認してください。現地では、レンタルWiFiへの接続とWeb閲覧を確認してから、LINEの音声通話を試すと状況を切り分けやすくなります。







